ネットワーク技術の発達により、動画配信サービスが増えています。映像という、最もデータ量の多いコンテンツをネットで配信するのは、インターネット黎明期では考えられないことでした。しかし、ブロードバンドの普及や機器の高性能化により、様々なことが可能になったのです。動画配信サービスでは、一般人が自分で撮影した動画をアップロードするだけでなく、加入することでアニメや映画を閲覧できるサービスも増えています。
また、特定のコミュニティ間だけで、クローズドな動画配信をするケースもあります。例えば、外部へ公にする情報ではないものの、特定の会社間の担当者には見せたい動画があったとしましょう。そうした動画を配信したい場合には、専用のサーバーを構築する必要があり、システム構築を行っている開発会社から、エンジニアが様々な要素を検討して選びます。

システム構築するサービスを選ぶ際に、最も気にしなければならない点は、まずDRMと呼ばれるデジタル著作権管理です。社内データとして重要なものなので、外部漏えいしないよう、しっかりとセキュリティ対策されている必要があります。主要なDRMフォーマットに対応した動画データが暗号化されているかが、見極めのポイントと言えるでしょう。
そして、サービス自体の質を考えることも大切です。少し大きな動画を配信しただけで遅くなるようなサービスでは、満足に使用することはできません。ある程度の性能と実績を確認したうえで、動画配信サービスを選ぶといいでしょう。